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「五体字類」法書会編纂西東書房発行昭和5年の戦前版レア版◆書道書体漢字

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『「五体字類」法書会編纂西東書房発行昭和5年の戦前版レア版◆書道書体漢字』はセカイモンで9eb56c35から出品され、187の入札を集めて01月07日 16時 52分に、1560円で落札されました。即決価格は1560円でした。決済方法はに対応。香川県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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大正5年（1916年）の初版以来、現在に至るまで発行を重ねる書体字典のロングセラー、西東書房発行の『五体字類』です。

出品は初版からほどない昭和5年（1930年）の戦前版です。

この字書は現在では青い布の表紙が代名詞のような装丁ですが、こちらは緑のクロス装で、現在とは全く異なる装丁になっています。

100年近い経年で、表面が艶々になって非常に味のある風体になっています。

また、巻末の索引は現在では絶滅寸前の金属活字を用いた活版印刷で、紙に凹凸が効いた美しい印字の印刷です。

いつの版からかは不明ですが、現在に至る後の版は活版印刷でなくなると思い、その点でも貴重なお品です。

面白いことに、活字で印刷している証拠ともなりますが、ある文字では文字が逆さまに印刷されています。

また、文字が抜けている部分もあります（画像）。

これは文字一つに活字一本を用いて組版をするために、手違いによって活字を逆さまや横に向けて並べて印刷してしまうという、活版時代のあるあるなのですね。

書体字典という性質上、用いる漢字の活字の種類が通常の書籍に比べて比べ物にならないほど多く、この索引も大変なコストと手間をかけて印刷したものと思います。

おそらくこの字書のために新たに彫ったり、また合字と言って、既存の活字を削って偏と旁などを組み合わせて別の漢字を作ったりなど、
大変な手間をかけて刷ったことと思い、そのようなご苦労を偲びながら文字を眺めるのもまた楽しいと思います。

人気の字書のため、メルカリでも多数の出品がありますが、戦前版は大変貴重で、販売中、完売のお品は現状で全て戦後の版で、戦前の版の出品はひとつもありません。

100年近い経年があり、小傷やヤケなどありますが、製本は堅牢で、全体の状態も良く、丁寧に使えばこれからまだ数十年単位で使えるものと思い、

愛着をもって五体字類を使いたい方にお勧めいたします。

五体字類をお探しでいらした方に、経年が100年近くある、戦前の貴重な版はいかがでしょうか。

注意事項

函がなく本体のみの出品です。

表紙にヤケや小傷があります（画像）。

背表紙に開き癖の折れ筋が一本入っています（画像）。

巻頭のハトロン紙にしわがあります（画像）。
大槻文彦序文のページに破れがあります（画像）。

用紙にヤケがありますが、本文面は綺麗です。